ラグビー選手とファンの幸せな関係
~ラグファン感謝祭2023に参加して~
挨拶をする参加選手(左より木村貴選手、木村勇選手、古川選手、橋本選手、大内選手、細木選手の順)
ファンと選手の距離が近いイベント
通常、観客席から胸を躍らせながら応援するラグビー選手と直に向き合って話ができる素晴らしいイベント「ラグファン感謝祭2023」に参加してきました。立川にある「タチヒビーチ」という場所でテントに分かれて屋外BBQ形式で行われました。
前日に台風の影響で大雨だったため、どうなるのか心配でしたが、何とか開始時には晴れて「ラグビー体験」以外は順調に行われ、X-GUNの西尾さんのラグビーのツボを心得た司会のもと、素晴らしい時間を過ごすことができました。
イベントでは選手のトークライブやゲーム、選手使用グッズの抽選などファンにとっては楽しいものが盛りだくさんでした。そして中でも各選手が各テントを順番に回って参加者と話をしていただけたのは、とても新鮮で選手の方々の人となりを身近に感じる貴重な体験でした。選手との距離の近さがラグビーファンにとっては嬉しかったですね。
今回のこの企画はサントリーサンゴリアスの木村貴大選手が提唱し、開催にあたっては、木村くんを始め、木村くんに賛同した選手と事務局の皆様の尽力により、実現したものです。
画期的なのは、参加する選手の所属チームが「東京サントリーサンゴリアス」「東芝ブレイブルーパス東京」「日野レッドドルフィンズ」であり、チームをまたいだファンイベントは画期的だと思いました。ここに、選手発のイベントの素晴しさ、ラグビー選手の横の繋がりの絆の強さを感じました。
参加選手は以下の通りでした。
木村貴大選手 (東京サントリーサンゴリアス)
細木康太郎選手 (東京サントリーサンゴリアス)
橋本大吾選手 (東芝ブレイブルーパス東京)
大内 真選手 (東芝ブレイブルーパス東京)
木村勇大選手 (日野レッドドルフィンズ)
古川浩太郎選手 (日野レッドドルフィンズ)
※所属はリーグワン2022-2023終了時点
今回、参加選手のポジションはFW4名、SH2名で、FW周りの方々はやさしく絆が強いなあと勝手に思ってしまいました(あくまでも個人的にですが)
やろうという心意気
主催のサントリーサンゴリアス木村貴大選手と
今回主催の木村貴大選手(親しみを込めて「木村君」と呼ばせてください)はいつも「チャレンジャー」です。現状に妥協せず、常に自分の目標を大切にチャレンジするところに惹かれて応援しています。
自分が木村君の素晴らしいと思う点は
・動くところ
・他の人に働きかけるところ
・理想を持っていること
です。
言った以上は動いて実行する。誰しもできることではないです。そして、他の人とのコミュニケーションは得てして面倒なものです。しかし、積極的に前に出てコミュニケーションをとり人との関わりを大切にする、木村君を見ているとこう言った価値観を大切にしているのが分かります。そして、理想を持っていること。理想があって実行するところに人は集まります。つまり「やろうという心意気」ですよね。今回参加された選手も木村君の気持ち、言い換えれば「熱」に賛同されるところが大であったのではないか、と思います。
以前、瑞穂ラグビー場で木村君がコカ・コーラレッドスパークス時代にSHで出場した試合を観ました。結構な雨の試合でした。雨の中でチームのみんなに必死に声をかけ続ける木村君の姿はラグビー少年そのままに見えました。木村君のラグビーへの想いが伝わって来ました。これからも素晴らしいラグビーというスポーツに出会った木村君はその理想をファンや選手に伝え続けてもらいたいと思います。
ファンの幸せ&選手の幸せ
サントリーサンゴリアス細木選手と
イベントの最後にサンゴリアスの細木選手が「今日のイベントに参加した選手もファンの方と交流できて嬉しい」という話をされました。
イベントを通じて思ったのは、「応援される選手は幸せである」ということでした。選手と1対1のコーチングセッションをしていても、必ず本人の目指す目標がどのように他者に貢献するかを聞きます。人は自分だけに頑張るより、他人のために頑張る時に計り知れないパワーが出ます。自分は「幸せなラグビー選手を増やす」のが目的でメンタルコーチとなりました。では「幸せなラグビー選手」とは、と考えたときに「感謝の心を忘れず応援される選手」であるという思いを、今回のイベントで感じさせて頂きました。そして、自分はそのような選手が増えるように、ラグビーに貢献していきたいと思います。
このイベントを通じて思ったラグビーにとって大事なことは、木村くんが東福岡高校3年時、主将として臨んだ花園の決勝戦前に言った下の言葉に集約されると思いました。
“Enjoy!”
それこそがラグビーが人を惹きつけてやまない理由だと思います。プレーする人も観戦する人も「楽しい」からこそ、魅力を感じますよね。
そしてイベントに参加してラグビーへの想いを新たにし、メンタルコーチとして改めてラグビー選手に貢献したいという気持ちが高まりました。また、楽しく幸せな時間を過ごすことができました。
ご尽力いただいた関係者の皆様には感謝の念に堪えません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
スポーツメンタルコーチ 杉村康之
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