今朝、テレビ番組の天気予報で、日中は半袖で大丈夫と言っていました。
実際に外に出て三条大橋を渡っている時も「秋」とは言い難い感覚でした。
しばらく前ですと、今ぐらいの時期に冷たい風が頬を撫でると、いよいよ「ラグビーの季節」が佳境に入ったことを身体が感知してワクワクしたものでした。
現在の気温では心が高まったこの感覚を味わえず、何か物足りない感じです。
このように、「体感」と「感情」って密接に関わっています。
よくよく考えてみると、「緊張」や「不安」などの感情を持ったときに、胸やお腹、首筋や肩回りなどに不快感ってありませんか。
人はネガティブでもポジティブでも感情が動いている時は体感覚として「快」もしくは「不快」を感じます。
そしてこの体感に気づきやすくなると、感情にも気づきやすくなります。
そこで、体感の気づきのトレーニングとして、マインドフルネス瞑想では
「ボディスキャン」
という瞑想法があります。
これは身体への意識を順に向けていく瞑想です。
仰向けに寝そべった状態や椅子に座った状態でやります。
足先から脚全体、そして骨盤からお腹、背中、肩、首、頭と身体のパーツに次々と優しく意識を向けてありのままの感覚を感じていきます。
まさに意識で身体をスキャンしていく瞑想です。
この瞑想を日々繰返すと体感に対する意識が高まり、スポーツ選手にとっては「メンタル」のみならず「スキル」の面でもプラスとなります。
スポーツでは一瞬の体感で勝負が決まる場面も多々あります。
その場面に活きる「体感」を研ぎ澄ますことを目指し、サポート選手へのマインドフルネスの指導を継続し、更に効果があがる指導方法を研究し続けていきます。
今回は、スポーツ選手にとってマインドフルネスは、「体感に対する感覚を養う」ことに寄与するという話でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
スポーツメンタルコーチ杉村康之