スポーツにマインドフルネスが役立つ理由について③
~マインドフルネスと「今、ここ、自分」~
※現在の私のHP上ではラグビー選手をサポートの中心にしている表現ですが、全スポーツ競技を対象にサポートしております。HPでサポートは全スポーツ競技対象と分かるように内容改修中です。
いよいよ、自分が「マインドフルネス」
の何がスポーツに役立つと考えて
いるかの話です。
「マインドフルネス」と聞いて
一般的に思い浮かぶイメージは
「静かに目を閉じて座っている」
映像ではないでしょうか。
自分も「マインドフルネス」を学ぶ
前はそうでした。
「修業」「宗教」「悟り」「無になる」
などのキーワードがアタマに浮かんで
おりました。
勝手にサブカルチャー的な見方を
していました。
まず学んでみると、マインド
フルネスは考え方であり、マインド
フルネス瞑想は「脳のトレーニング」
であることが分かりました。
アメリカの大企業Google社やintel社や
Apple社等でもマインドフルネス瞑想を
取り入れており、全世界中で科学・
医学的視点からも研究されています。
まず学びの冒頭で
「マインドフルネス」と
「マインドフルネス瞑想」
の意味の違いを知りました。
「マインドフルネス」とは
「今、この瞬間に意識を向けて
評価をせずに心と身体を観察すること」
という意味です。
対する「マインドフルネス瞑想」
とはマインドフルネスな心を保つため
の「日常及び非日常のトレーニング」
を指します。
ここで私のサポート対象である
スポーツ選手の心の状態を考えて
みます。
スポーツの試合の局面では
まさにその瞬間に対する集中が
求められます。
しかし、ときに頭には過去の失敗や、
まだ決まっていない未来の失敗などを
想像してしまいます。
この状態を「マインドレスネス」な状態
と言います。
そんな過去や未来のネガティブな事
の思い出しと想像は身体の感覚に影響
して、パフォーマンスが落ちる原因と
なります。
また「マインドフルネス」の「気づき」
の面では今の自分の心と身体に客観的に
気づくことが、より物事の良いとらえ方
をするベースとなります。
つまり「今、ここ、自分」に意識を集中
して、かつ自分の心と身体に気づいて
いる「マインドフルネス」な心の状態
こそがスポーツ選手に求められる境地
と言えます。
この「マインドフルネス」な心の状態
を習慣化するための脳のトレーニングが
「マインドフルネス瞑想」なのです。
スポーツ選手に対して
「マインドフルネス瞑想」
を実施すると、大抵の選手から
「気持ちが良かった」
という感想をいただきます。
日頃いかに人が情報や考え事で頭を使い
「マインドレスネス」な状態で過ごして
いるか、に気づきます。
そんな「マインドフルネス」の考え方
を伝え、「マインドフルネス瞑想」の
実践を通じてアスリートの心が整い、
より思い切って競技に向かい
合いやすくなるサポートを続けて
いこうと思います。
引続きマインドフルネスの効果について
更に述べていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
スポーツメンタルコーチ杉村康之
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