菅平合宿から帰って
ジュニア選手の思いと向き合う
※現在の私のHP上ではラグビー選手をサポートの中心にしている表現ですが、全スポーツ競技を対象にサポートしております。HPでサポートは全スポーツ競技対象と分かるように内容改修中です。

こんにちは。スポーツメンタルコーチの杉村です。
今年の夏は、初めてスタッフとして「ラグビーアカデミー藤田塾」の菅平合宿に参加しました。
今この文章を書いているのは、帰ってきた翌日です。
正直ホッとしています(笑)。
というのも、この1ヶ月半は合宿準備に追われて「何もしない時間」がゼロ。
ようやく一息つけています。(こうしてブログは書いてますが…!)
初めての合宿準備は分からないことだらけ。
頭の中を「どうしよう…」がぐるぐる回っていました。
スケジュール調整。
対戦試合の手配。
表彰の準備。
さらに急なトラブル対応。
怒涛の4日間でした。
グラウンドには長くいられなかったけれど、200人以上の子どもたちと直接触れ合えたのは大きな学びでした。
「本気で上手くなりたい」という想いを持つ子どもたちの姿勢に、ただただ圧倒されました。
またとは言えナチュラルな子供達です。
体育館で走り回る。
アイスを美味しそうに食べる。
レクリエーションで「アンコール!」と叫ぶ。
久しぶりに「学校の空気」を思い出して、ちょっと懐かしい気持ちになりました。
子供の世界を知る
今回の合宿で改めて感じたのは、「子供には子供の世界がある」ということ。
大事なのは、大人の目線で決めつけるのではなく、子どもの目で見えている世界を知ろうとすること。
今回、合宿に際して目標設定を紙に書いて参加してもらったのですが、それぞれ話してみると選手それぞれが自分の思いを持って合宿に参加していることが分かりました。
ある子供は「最近、ハンドオフが上手く行ったので、合宿で更に上達したい」ということを言ってくれました。
子供達と会話して言葉として話してもらい、それを掬い取ることが大事です。
子どもは経験も言葉もまだ少ない。
だから本心が分かりづらいこともあります。
それでも彼らは、必死に考えています。
真剣に伝えてくれる瞬間もあります。
そんな時、まっすぐな瞳にハッとさせられます。
聴く側も「子供」という前提ではなく、ひとりの人の話を聞く心づもりで聞くことが大事です。
ジャッジしすぎないこと
もちろんルールや規範は伝えなきゃいけません。
でも、いつも上から「ジャッジ」ばかりしていると、子どもは本音を話さなくなります。
これは会社で「面倒な上司」に話したくないのと同じです(笑)。
さらにジャッジされ続けると「自分はダメなんだ」と思い込みやすくなる。
自信を失い、チャレンジがしにくくなる。
人への信頼感も育ちにくくなる。
だからこそ、本当に気をつけたいポイントです。
「子どもは、真剣に向き合ってくれた大人のことを覚えている」
僕が尊敬する先生の言葉です。
これだけは、ずっと忘れずにいたいと思います。
帰りのバス。
最初はにぎやかだった声が、だんだん静かになっていきました。
代表ジャージ姿で、おにぎりを握ったまま寝ている子もいました。
明らかなノットリリースです(笑)。
この子が、これから高校・大学・リーグワンへと進んで。
そしていつか本当に日本代表になる日が来たら…。
そう思うと、ひとりでワクワクしてしまいました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
スポーツメンタルコーチ
杉村康之
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