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小学六年生のラグビー選手達に向けたメンタルセミナー

今年の8月にラグビーのメッカ長野県菅平において、ラグビーエリートアカデミー藤田塾の夏合宿に参加しました。

 

藤田塾はラグビーの更なる向上を目指す小中高生が集い切磋琢磨する、

東京、京都、大阪を初め全国八拠点に拡がるエリートアカデミーです。

藤田塾では塾長の藤田久和さんのご理解・協力のもと、スポーツメンタルコーチとして夏合宿に参加するのは3年目となります。

 

 夏合宿では、いつもメンタルセミナーを行います。

今回は小学六年生の選手に向けて、最終日の前夜にセミナーを行いました。

元々、藤田塾長が「凡事徹底」「利他」などプレー面だけでなく、常に心のあり方についても大切であると話を聞かせており、選手たちは今年もしっかりと話を聞いていました。

 

今回のセミナーでは、自分の気持ちを客観的に知るワークなどと共に、「決断」についての話をしました。

 

小学校六年生に「決断」とは難しそうに見えるかも知れませんが、選手へは大人に説明するのと同じ趣旨で話して十分に伝わります。

 

更に言うと、高い目標を目指す選手たちなので、しっかりと聞いて自分のものにしようとします。

なので、言葉は噛み砕いて易しく話しますが、内容は高校生に話すのと変わりはありません。

あくまでもラグビー選手として接します。

 

具体的には、ラグビー選手は「キック」「バス」「ラン」やその時取る戦術など、様々な選択肢の中から、瞬時にプレーの決断をします。

 

つまり、ラグビーとは決断のスポーツであり、その決断を冷静にすることが、プレーの質の向上につながるという話をしました。

 

そして、続いて人前で「手をあげて話すこと」が実は自分の「決断」の練習になる、ということを話しました。それは、自分の気持ちを表す適切な言葉を選択し、「決断」する訓練になるからです。

 

なので、常日頃から「手を挙げて発言する」をこころがけると、自分の中の「決断」する力が向上する、ということを伝えました。

 

また、更に人前で手を挙げて発言することは、プレッシャーがかかる中で、冷静に考えて行動するという意味でも、ラグビーに役立ちます。

 

このように、オフザピッチでもラグビーに役立つことは、たくさんある、というのが私の持論です。

セミナーでは、私がホワイトボードに大きく書いた「“decision”=決断」という言葉を真剣にノートに描いていた選手が目に留まりました。

 

彼が今後、“decision”という言葉を頭の片隅に置いて、緊迫した試合の中のどこかで思い出してもらえたら幸いです。

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