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「こう成りたい」挑戦への向き合い方

~Gpassionersの挑戦「やるか、めっちゃやるか」~

Gpassionersパンフレット

Gpassionersチャレンジマッチを告知するチラシ

 

「こう成りたい」が実現する仕組み

あなたはラグビーを通して「こう成りたい」ってありますか。そもそも我々スポーツメンタルコーチは、アスリートの「こうなりたい」を応援するのが使命です。

人によって「日本代表になりたい」「試合で活躍したい」「レギュラーになりたい」など「こうなりたい」は違うと思います。そして、仮になりたいものが一緒でもその目指すゴール地点に至る道のりも人によって違うと思います。

けれど「こうなりたい」と思う気持ちがスタート地点であるのは一緒です。

 

そこで思うのは「なるための」行動を続けるために、どうやったら「なろう」という思いが続くのだろう、と考えますよね。自分もそう考えていました。

この考え方では「なろうという気持ち」(思い)→「なるための行動」(行動)という考え方が前提ですよね。

例えば「チームのSOでレギュラーを取りたい」という目標を持った選手がいたとします。

「SOでレギュラーを取りたい」(思い)→「練習をする」(行動)

これって普通の考え方です。この練習(行動)が効果的に継続して成された時に、レギュラーが近づくと考えます。

 

しかし、ここには思いを継続することへのハードルがあります。何かにつけて日々暮らしていると、元々「なりたい」と思っていても、行動、更には継続にまで到らずに終わってしまうことって多々あります。

 

どうしたら、成るための行動を継続できるのでしょうか。

それは、とにかく「行動してしまうこと」なのです。

無茶苦茶に聞こえるかも知れません。しかし、これって脳の性質から言ってもあっています。

脳の仕組みは「やる気があるから行動する」ではなく「行動するからやる気が出る」という仕組みなのです。この理由には諸説ありますが、脳よりも身体の方が進化の過程では先であり、優位性をもっているからであると、一説には言われています。

 

つまり、自分の気持ちなど考えずに、正SOになるための練習を始めてしまった方が、SOになりたいという気持ちが続くのです。

 

つまり、ことわざで言う「思い立ったが吉日」ですよね。

 

やるか、めっちゃやるか

そして、そんな行動ありきの激熱な目標を掲げたラグビーのチームが愛知県瀬戸市にある「Gpassioners」です。このチームは2021年にかって愛知の旭野高校ラグビー部で同級生であった河合さんと松下さんが「狂ったような情熱的なラグビー」をするために作ったチームです。「目標は自分達にしかできないこと」「こんなラグビーみたことない」というチームにしたいという思いで日々活動されています。

Gpassinersの“G”は“Gain”のGとのこと。そしてGpassinersは「前に出る情熱を持った者たち」という意味だそうです。

 

パロマ瑞穂Gpassioners

 

ここまでの話を知り、スポーツメンタルコーチ魂に響きまくるものがありました。

そして、令和5年6月24日(土)に名古屋のパロマ瑞穂ラグビー場で開催されたルリーロ福岡とのチャレンジマッチを観戦してきました。

試合はタックルが刺さりまくるラグビーの生々しさが伝わる本当に熱くて、80分間が短く感じる、ドキドキ感が止まらない試合でした。対戦相手のルリーロ福岡も2022年にリーグワンを目指すチームとして産声を上げたばかりの志に溢れたチームで、両チームの思いがスタンドまで伝わってきました。ゴール前モールはBKも一緒に入りまくりであったり、スクラムでPKを得た時にはBKもFWのところまで来て喜んだり、チームの「熱量」がスタンドまで熱くしました。

その日に観た「ラグビー」にはラグビーの楽しさが詰まっていました。

 

実はGpassionersって正式所属選手はこの試合時点で2名のみだったそうです。練習は週4回。HCの河合さんいわく「トップの選手と同じだけ練習しないと本気度は認められない」という考えで、週4回の練習で、きっちりとラグビーに向き合っているとのことです。その結果、一時は10数名いた選手が試合時に2名であった状況もあったそうです。

 

そして、今回のチャレンジマッチでは出場選手を集めるため、河合さんが紹介のあった元リーグワンの選手などに、声をかけてひとりひとり直接出場を依頼したそうです。しかし、そこで試合出場への単純な「お願い」ではなくチームのコンセプトに共感していただいた選手のみに出場してもらうことにしたそうです。

 

試合当日にはGpassionersの想いに共感した元日本代表で解説もされる後藤翔太さんとキャノンイーグルスの現役選手の川村慎さんも場内解説で盛上げていました。

 

集まった選手、後藤さん、川村さん、スタッフ、そして観客、その人たちを動かしたのは、Gpassionersのスローガンである「やるか、めっちゃやるか」から発する「熱」でした。

 

実際に、チームの運営を務める岡田さんは試合後にYouTubeで1月の選手2名だけの段階で今回6月のパロマ瑞穂ラグビー場の予約をしてしまい、その後は手配や資金面で苦難の連続であったと涙ながらに語っておられました。だけど結果「やって良かった」と思ったそうです。

 

人は「やる」のに躊躇したり、「やらない言い訳」をしたり、してしまいます。しかし、「やらない選択」がそもそもない「やるか、めっちゃやるか」には自分の心が奮い立たされ、前を向いて歩んで行く強い刺激となりました。スポーツメンタルコーチとして大切な学びとなりました。

Gpassionersうちわ

世界一涼しくない「うちわ」だそうです

 

なる人

よくコーチングの中で「なる人」についての話をすることがあります。

そして、実際に「なる人」は①なることができるという「希望」を持った人、②なるために「勇気」を持って第一歩を踏み出した人、そして③成るための努力を継続する「決断」を持った人、だと自分は思っています。そんな「希望」「勇気」「決断」ニュアンスがGpassionersのスローガン「やるか、めっちゃやるか」には全部含まれていると思うのです。

 

そして「なる」ための過程では、ある程度の期間や回数の継続が必要です。そして、「成る」ために「やる」ことを続けることを寄り添いサポートし続けるのがスポーツメンタルコーチの役割ではないかと思います。

 

「なる」とそのために「やる」ことにフォーカスして今後も皆さんの「なりたい」を現実にするお手伝いをしていきたいと思っています。

 

ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。

 

スポーツメンタルコーチ 杉村康之

(すぎやすぅ)

 

 

 

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